筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント鍼・美容、筋膜リリース、ファシアリリース 群馬県前橋市 トリガーポイント治療院
治療の臨床症例集です。
トリガーポイント治療院の黒沢です!
本日は当院でよくみる肩こりについてのお話です。
大体皆様が辛いとおっしゃるのは首と肩の付け根の辺り。
肩甲挙筋という肩から首までつながっている筋肉になります。
こんな風に肩甲骨をあげる働きがあります。
そして首から肩まで繋がっているので、首を動かす筋肉でもあるのです。
肩こりを訴える方の多くが、この筋肉周囲が癒着していることが多いです。
下の画像は、左右同じところを写しているのですが、
どちらが症状のある肩だか分かりますか?
上の画像に比べて、下の画像では白くモヤモヤとしたところが多いのが分かると思います。
これがFascia(筋膜を含む線維性結合組織の総称)の異常と言われています。
こういったところを鍼を使って、丁寧にリリースしていきます。
ここのポイントはすぐ近くに肺が存在するので、
通常あまり深くは打てないところなのですが、
エコーを見ながらであれば、肺の位置を確認しながら治療が可能です。
痛み・シビレにお困りの方はご連絡下さい! 前橋市 トリガーポイント鍼専門【トリガーポイント治療院】
トリガーポイント治療院の黒沢です。
タイトルにあるような質問よくあります。
「骨が変形していても鍼って効くんですか?」
とか
「老化で骨がすり減ってるって言われたんだけど、良くなる?」
とかです(^o^)
変形があっても鍼が著効した膝痛の症例をご紹介します。
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80代女性で、約10年前に転倒して以来膝の痛みが続いていました。
整形外科でレントゲン検査を受け、
「骨が変形しているので痛みがでている」と言われたそうです。
長らく整形外科に通院していましたが、良くならない為に当院にご来院されました。
超音波エコーで痛い方と、痛くない方の膝を両方観察しました。
分かりにくいかもしれませんが、
左が痛みのある膝(患側)、右が痛みのない膝(健側)になります。
「骨が変形して痛みが出る」いわゆる変形性膝関節症に見られる特徴として、
「骨棘(こつきょく)」
と
「半月板亜脱臼(半月板が飛び出している状態)」
があります。
上の写真も両方の膝ともにそのような状態が見られます。
ちなみに、変形していない膝は下の様になっています。
骨が尖って飛び出さず、滑らかですよね。
ここで大事なのは、
両方の膝関節に同じように変形があるのに、
痛いのは片方だけということです。
膝の変形で痛みが出ているとしたら、両方に出ていないとおかしいですよね。
左右で何が違うかというと、
「内側側副靭帯」の状態です。
上の写真でいうと青い三角マークから下のところです。
患側より健側の方が厚みがあってモヤモヤしているように見えませんか?
見慣れていないと難しいかもしれませんが(^_^;)
筋膜だけでなく靭帯などの結合組織も癒着すると痛みの原因になると考えられています。
そこで超音波エコー下で内側側副靭帯を狙って鍼を行いました。
一回目の治療後、1週間後にいらしたときに様子をお聞きしたら、
痛みが10→2まで下がり、痛くなくなったと不思議&喜ばれていました。
その後、1週間、10日と間隔をあけて来て頂いておりますが、
痛みも戻らず過ごせているということです。
今回は変形性膝関節症でしたが、その他、半月板や前十字靭帯損傷の手術後痛の方なども
内側側副靭帯などを刺鍼することで痛みが良くなっております(勿論そこだけやるだけではありません)。
膝の痛みで手術を勧められた場合も、
このように鍼などの治療で良くなることがあります!
手術を決断する前に、1度受けてみることをお勧めいたします。
痛み・シビレにお困りの方はご連絡下さい!
前橋市 トリガーポイント鍼専門【トリガーポイント治療院】
トリガーポイント治療院の黒沢です。
先日うちの受付嬢、吉田さんがジムで半日くらい激しいエクササイズをして
かつてない筋肉痛に見舞われたということで治療をしてあげました(笑)
急性痛の場合は1回の治療でどこまで良くなるのか、
その方の環境や、回復力にもよりますが参考になるかと思いビデオを作ってみました(^O^)
吉田さんの面白いリアクションも楽しいですよ(笑)
治療は大腿四頭筋をMYORUB(ミオラブ)と鍼治療しました。
痛み・シビレにお困りの方はご連絡下さい!
前橋市 トリガーポイント鍼専門【トリガーポイント治療院】
膝窩の腫れがあり超音波エコーにて観察。
下図の画像が描出され、ベーカーのう腫と推測できました。(※ベーカーのう腫とは炎症により膝裏の関節包に過剰に間質液が貯まった状態)
その後木村ペインクリニックにて診察を受け、「ベーカーのう腫」と診断。
今回の例は穿刺するまでではないということで、トリガーポイント注射での対応だったのですが、
嚢腫の大きさによっては穿刺を行い、内容物を吸引します。
また、穿刺をしない場合はお水をひかせる漢方を処方してもらえるので、引きが早いです。
このようにペインクリニックの治療を併用すると改善のスピードが違います。
掃除業務は便器掃除、窓ふき、雑巾絞りなど首肩に負担がかかるお仕事です。当初は歯磨きの動作が1分続けて出来ない、ハンドルを握る姿勢が痛くて出来ない、という状態でした。仕事をしながらの治療で途中停滞期もありましたが、14回目移行から良好な日が増えてきました。最初は週2回のペースでご来院していただいていましたが、その後1週間、2週間と間をあけていっても痛みが戻ることなく使えています。現在は2週に1回位のペースでメンテナンスとしてご来院されています。
1回目の治療で著効した例です。治療間隔は約週1回で行いました。
すべての患者さんがこんなに即効で良くなる訳ではありません(^_^;)当然ですが、生活習慣や体力などで痛みの改善スピードは違ってきます。
この方は、現在はメンテナンスとして通われています。