筋膜性疼痛症候群(MPS), トリガーポイント鍼・美容、筋膜リリース、ファシアリリース 群馬県前橋市 トリガーポイント治療院
治療の臨床症例集です。
トリガーポイント治療院の黒沢です。
タイトルにあるような質問よくあります。
「骨が変形していても鍼って効くんですか?」
とか
「老化で骨がすり減ってるって言われたんだけど、良くなる?」
とかです(^o^)
変形があっても鍼が著効した膝痛の症例をご紹介します。
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80代女性で、約10年前に転倒して以来膝の痛みが続いていました。
整形外科でレントゲン検査を受け、
「骨が変形しているので痛みがでている」と言われたそうです。
長らく整形外科に通院していましたが、良くならない為に当院にご来院されました。
超音波エコーで痛い方と、痛くない方の膝を両方観察しました。
分かりにくいかもしれませんが、
左が痛みのある膝(患側)、右が痛みのない膝(健側)になります。
「骨が変形して痛みが出る」いわゆる変形性膝関節症に見られる特徴として、
「骨棘(こつきょく)」
と
「半月板亜脱臼(半月板が飛び出している状態)」
があります。
上の写真も両方の膝ともにそのような状態が見られます。
ちなみに、変形していない膝は下の様になっています。
骨が尖って飛び出さず、滑らかですよね。
ここで大事なのは、
両方の膝関節に同じように変形があるのに、
痛いのは片方だけということです。
膝の変形で痛みが出ているとしたら、両方に出ていないとおかしいですよね。
左右で何が違うかというと、
「内側側副靭帯」の状態です。
上の写真でいうと青い三角マークから下のところです。
患側より健側の方が厚みがあってモヤモヤしているように見えませんか?
見慣れていないと難しいかもしれませんが(^_^;)
筋膜だけでなく靭帯などの結合組織も癒着すると痛みの原因になると考えられています。
そこで超音波エコー下で内側側副靭帯を狙って鍼を行いました。
一回目の治療後、1週間後にいらしたときに様子をお聞きしたら、
痛みが10→2まで下がり、痛くなくなったと不思議&喜ばれていました。
その後、1週間、10日と間隔をあけて来て頂いておりますが、
痛みも戻らず過ごせているということです。
今回は変形性膝関節症でしたが、その他、半月板や前十字靭帯損傷の手術後痛の方なども
内側側副靭帯などを刺鍼することで痛みが良くなっております(勿論そこだけやるだけではありません)。
膝の痛みで手術を勧められた場合も、
このように鍼などの治療で良くなることがあります!
手術を決断する前に、1度受けてみることをお勧めいたします。
痛み・シビレにお困りの方はご連絡下さい!
前橋市 トリガーポイント鍼専門【トリガーポイント治療院】